2009年3月15日日曜日

エレファントアート

先日知人より象使いの女の子を紹介してもらった
彼女は今悩んでいる・・・


◆象と象使い
タイには、象と象使いが暮らす村がある。象は人の
言葉を理解する。言葉にはならずともお互いを信じる。
その関係は奥深い。象使いは、昔から代々受け継がれて
きたもの。家の戸を開ければ象が目の前にいて、産まれた
時から象と暮らしてきた人たち。ごく普通の関係である。
体が大きいので例えるのは難しいが、日本で言えば家で
犬や猫を飼っている家も似たようなもの。日本人だって、
動物を家族と同じように愛している。その気持ちは、どこも
同じだと思う。ただ、タイの象たちは、象使いと共に働く。
四六時中一緒にいるわけで、離れることはない。
そして、仏教と深く関わる象。その象に使えるものたち。

<物乞いする象>
バンコクで物乞いしている象を見て、心が痛んだ。
本来象は森で暮らす動物なのに、夜中の歓楽街のコンクリートの上を
歩かされて、象使いと物乞い をしている
1個20バーツのバナナやサトウキビを観光客に買わせる。
繁華街を歩くのを禁止されているため、その大きな体を瓦礫の中にそっと隠す。
アユタヤなどの観光地で客を乗せて10分300バーツの仕事よりも
バンコクの歓楽街での物乞いのほうが、象使いは儲かるのだ。
自分と接してきた象と表情が違う。
目が潤ってない。
飢えちゃっている
場所をつくってからではないと戻れない。
それが問題だ。

夜行性動物でない象を夜じゅう働かせるために薬物を注射することもあるらしい
なぜにこんな現状になってしまったのか・・・

タイにいる象たち
彼らの仲間は200年ほど前には数万等いました
しかし今現在その数は5千頭
昔は、王様の乗り物として使えていました
戦争の時には、兵士と共に戦い国を守ってきましたが、
次代と共に役目も変わり、山の中での材木運びや、農業をやって
現在では、主に観光客を乗せる仕事や、芸を見せる
などのショーを行っています。
全ての象たちに仕事がある訳ではなく、ある象たちは苦しい状況でもあります。
減少の原因として、森 での材木運びの仕事が無くなった、象牙目的の密猟、
不法に働かされたり、と理由はいろいろとあります。

   *ここでのポイント*
   材木運びの仕事がなくなったのは政府が環境問題の観点から森林伐採の規制をはったから

その結果、都会の町を歩き、果物などを売り、それを貰いながら夜の繁華街を歩きます
人や車の多い街中は、ぞうにとって危険な場所でもありますが
それでも象と象使いが生きていくために働きます。
しかし、更に政府は交通渋滞や事故防止のため都会に出てきてはいけないと規制します


では象と象使いたちはいったいどうすればよいのでしょうか?
何で稼がなくてならないのでしょうか?


+++++++

0 件のコメント: