2009年6月7日日曜日

世田谷美術館

“日本の「自画像」”1945-1964

まず観ての感想
喜怒哀楽な写真から会話や喧騒が聞こえてきたような
写真が呼吸し涙が込み上げてきた

上手くまとまった感想で
逆にコノ感動が伝えられてなさそうな

戦後から東京オリンピック開催までの怒涛たる20年間を
石元泰博
川田喜久治
木村伊兵衛
田沼武能
東松照明
土門拳
長野重一
奈良原一高
濱谷浩
林忠彦
細江英公
の作品を集めて展示

~品川に着いた帰還兵たちの弾けんばかりの笑顔の写真
今まで英霊の写真や家族に宛てた手紙などを別の場で見た時に、20歳前後で凄いしっかりしているなぁと思ってて
この笑顔で「あぁ若者なんだなぁ。これから未来が待っているんだなぁ。」と戦争写真を観て初めて嬉しくなり

~戦死した息子の遺影と遺骨を首から下げ御遍路に参る老夫婦

~電柱に紐で括られた靴磨きの子供

~昔ながらに参拝する皇居の夫婦

~皇居広場にて腕組む進駐兵と日本女性

~三社祭の粋な女と現代娘
現代娘の目付きが「なーにアノ子達、ダサいわねー」ってカンジで、でも粋な女はそっちのけ。
アタシも粋な女になりたい

~秋田大曲、ギターを弾く青年と熱心に教わる青年

~多くの日の丸を掲げた八幡製鉄所の祝日とお出かけの家族

~90歳日本人男性の勲章


~混同を防ぐために足の裏に母親の名を書かれた新生児
1960年の撮影で俗に言う“第二次ベビーブーム”でしょうか
赤ちゃんの足の裏をあんなにマジマジと見たのは初めてで
すんごいシワシワなのですね

~銀座にて軟派な男らがはいから娘にチョッカイを出す寸前の写真
「キャー」って言いながら喜んじゃうのカナ
ほっぺプクーってしながら



図録買っちゃいました☆7350円!!
2200円のもあったんですけどねぇ
見え方が全然違うんですよ
こんな時いつも「自己投資だ」と思って買っちゃいます


世田谷美術館

“日本の「自画像」”1945-1964

会期:2009年5月2日(土)~6月21日(日)
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)
開館時間:午前10時?午後6時(入場は閉館の30分前まで)
会場:世田谷美術館 1階企画展示室
観覧料:一般1,000(800)円、オオタカ賞/65歳以上800(640)円、中小生500(400)円 
( )内は20名以上の団体料金 障害者のほうは500円(解除のほう1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料

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